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店舗デザイン

店舗デザインの費用|業種別の相場と予算組みのポイントを徹底解説

店舗デザインの費用業種別の相場と予算組みのポイントを徹底解説のアイキャッチ

店舗デザインを進めるうえで、費用の把握は計画成功の鍵となります。設計料、内装工事、設備費など、どのような項目にどれだけの費用が発生するのかを理解することで、開業・改装時の予算設計がスムーズに進みます。業種ごとの相場や、費用を抑える方法もあわせて解説します。

店舗デザインにかかる費用の内訳とは

店舗デザインにかかる費用の内訳とはのイメージ画像店舗づくりにかかる費用は、単に内装工事だけではありません。設計から施工、設備、家具、さらには設計料や諸経費まで、複数の項目が重なって総費用が決まります。まずは、費用がどのような内訳で構成されるのかを把握することが、予算計画の第一歩です。

設計料・施工費・設備費の基本構成

店舗デザインの費用は大きく以下の3つに分かれます。

  • 設計料:レイアウト図や図面作成、空間コンセプトの提案などにかかる費用。全体の5〜15%が目安。
  • 内装施工費:床・壁・天井の仕上げ、造作家具、設備機器の設置などを含む工事全体の中心的な費用
  • 設備費用:空調・電気・給排水など、機能面のインフラ工事にかかる費用。物件の状態(スケルトン物件か居抜き物件か)によって大きく異なります。

その他にも、以下のような項目が発生することがあります。

  • 家具や什器の購入費
  • 看板・サイン・照明器具の設置費
  • 仮設費や運搬費などの雑費

これらを含めて全体を把握しておくことで、「予想より高くついた」という失敗を避けることができます。

見積もりの読み解き方とチェックポイント

見積もりを受け取った際に注目すべきポイントは、「どこに、どれだけ費用がかかっているか」が明確に記されているかどうかです。内容が曖昧な場合は、後から追加費用が発生する可能性もあるため、不明点は必ず事前に確認しましょう。

チェックすべきポイント

  • 項目が「一式」ではなく、具体的な数量と単価で記載されているか
  • 「設計料」「施工費」「設備費」などが明確に分かれているか
  • 「追加工事」の可能性について記載があるか

また、相場より極端に安い見積もりの場合は、品質や施工体制に問題があることも考えられます。価格だけでなく、実績や信頼性、会社の対応力などもあわせて判断することが大切です。

業種別にみる店舗デザインの費用相場

業種別にみる店舗デザインの費用相場のイメージ画像店舗デザインにかかる費用は、業種によって大きく異なります。業態の特性や設備要件、求められる雰囲気やサービス内容が違うため、内装工事や設備費、設計内容も業種に応じて変動します。ここでは代表的な3業種について、一般的な坪単価と費用の傾向を紹介します。

飲食店の坪単価とコスト傾向

飲食店は、厨房設備や給排水設備が必要なため、全業種の中でも費用が高めになる傾向があります。さらに、衛生基準を満たす内装や、換気・防火設備なども必要です。

一般的な相場

  • スケルトン物件の場合:1坪あたり50万〜100万円
  • 居抜き物件の場合:30万〜60万円前後に抑えられることも

コストに影響する要因

  • 厨房設備の有無・グレード
  • 排気ダクトやグリーストラップなどの工事
  • 店舗の規模と座席数

飲食店では、空間の「快適さ」と「衛生感」が集客に直結するため、費用を抑えるだけでなく、効果的な設計と施工が求められます

美容室・サロンの内装費用の目安

美容室やサロンでは、サービスの特性上、リラックスできる空間や清潔感が重要です。内装の質感や照明計画が空間の印象を大きく左右するため、細部までの配慮が必要になります。

一般的な相場

  • スケルトン物件:1坪あたり30万〜40万円
  • 居抜き物件:20万〜30万円前後

費用に影響する要因

  • シャンプー台・鏡面・椅子などの設備グレード
  • 音響・照明・空調設備の質と配置
  • スペースの間取りと導線計画

顧客の滞在時間が長いため、落ち着いた雰囲気づくりに対するコストのかけ方が集客・定着に大きく影響します

小売・物販店の店舗改装の平均予算

物販店やアパレルショップでは、商品が主役となるため、商品を引き立てるシンプルな内装やディスプレイ設計が中心になります。必要な設備も少なめなため、比較的コストは抑えやすい傾向にあります。

一般的な相場

  • スケルトン物件:1坪あたり20万〜40万円
  • 居抜き物件:15万〜25万円程度

費用に影響する要因

  • 商品棚・レジ台などの造作家具
  • ブランドイメージに合わせた素材・色彩計画
  • 店舗照明・空間演出の工夫

コンセプトに合わせた演出と、コストとのバランスが重要な業種です。無理なく予算内で効果的な空間を作ることがポイントになります。

居抜き物件とスケルトン物件の違いと費用比較

居抜き物件とスケルトン物件の違いと費用比較のイメージ画像店舗を新規開業・改装する際には、物件の状態が費用に大きく影響します。特に「居抜き物件」と「スケルトン物件」では、内装の有無や設備の状態により、必要な工事の規模やコストが大きく異なります。それぞれの特徴と費用差を理解して、適切な選択をすることが予算管理の第一歩です。

各タイプのメリット・デメリットと金額感

居抜き物件は、前のテナントの内装や設備がある程度残っているため、初期費用を抑えやすいのが特徴です。一方、スケルトン物件は、内装がすべて撤去されており、ゼロから自由に設計できる反面、費用は高くなる傾向にあります。

それぞれの概要と費用の目安

  • 居抜き物件
    • 内装・設備が残っている状態
    • 費用:1坪あたり15万〜40万円程度
    • メリット:短期間で開業可能、コスト抑制
    • デメリット:既存設備の劣化やデザイン制約がある
  • スケルトン物件
    • 壁・床・天井がむき出しの状態
    • 費用:1坪あたり30万〜100万円以上
    • メリット:コンセプトに合わせた空間を自由に作れる
    • デメリット:工事範囲が広く、施工費用・時間がかかる

選ぶ際には、自分の業種やターゲット、改装の自由度と費用のバランスをよく考える必要があります

状態・条件によって費用が大きく変動する理由

同じ「居抜き」や「スケルトン」でも、物件の状態によって必要な工事内容が大きく変わるため、最終的な費用も異なります。たとえば、居抜き物件でも設備の老朽化が進んでいれば交換費用が発生しますし、スケルトンでも給排水や電気配線が整っていれば工事を省略できることもあります。

費用変動の主な要因

  • 給排水・電気設備の状態
  • 既存内装の解体・撤去の有無
  • 物件の立地や建築条件
  • 設計変更の必要性や図面の有無

このように、表面的な坪単価だけで判断せず、現地調査や専門家による診断を受けたうえで、詳細な見積もりを取得することが重要です。

費用を抑えるための工夫とコストダウンの方法

費用を抑えるための工夫とコストダウンの方法のイメージ画像限られた予算の中でも、工夫次第で魅力ある店舗デザインは実現可能です。無駄を省きつつ、効果的な部分にだけ費用をかけることで、コストを抑えながら質の高い空間を作ることができます。ここでは、設計段階と業者選びの2つの観点から費用を抑えるための具体策を解説します。

設計段階でできる予算圧縮のポイント

店舗デザインの初期段階である設計フェーズは、最もコストのコントロールがしやすい段階です。ここで工夫を凝らすことで、後の施工費を大きく抑えることができます。

コストダウンに有効な設計の工夫

  • 複雑な造作や特殊素材の使用を控える
  • 設備や動線のレイアウトを最適化し、無駄な配管・配線を減らす
  • 再利用可能な設備・什器の活用を検討する
  • スケルトン物件でも既存のインフラを極力活かす

また、コンセプトが明確であればあるほど、無駄な設計の試行錯誤が減り、設計料も抑えやすくなります。方向性を早期に固めることが予算圧縮の第一歩です。

業者・施工会社選びで差が出る費用対効果

同じ図面・仕様であっても、施工会社によって提示される見積金額や仕上がりの質には差が出ます。会社選びの段階で、費用対効果を見極めることが非常に重要です。

業者選定で注意すべきポイント

  • 施工実績がある業種・規模の店舗に強いか
  • 見積もりが明確で、説明が丁寧であるか
  • アフターフォロー体制や施工保証の有無
  • 同業者からの紹介や口コミなどの信頼性

また、複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」は必須です。ただし、金額だけでなく、提案内容や対応姿勢、納期などの総合力で判断することが、後悔しない選び方につながります。

投資すべきポイントと価値の見極め方

ただし、すべての費用を削減するのではなく、戦略的にかけるべき部分にはしっかりと投資することも重要です。たとえば、初期の設計段階における空間の動線計画やブランディング性の高い内装デザインは、長期的に見れば売上やリピーター獲得に直結する“利益を生む投資”になります。

費用削減の視点とあわせて、「どこにお金をかければ将来回収できるか」を見極めることが、最も効率の良い予算配分につながります。

見積もり・予算組みの進め方と相談のコツ

見積もり・予算組みの進め方と相談のコツのイメージ画像店舗デザインの費用計画では、早い段階からの情報整理と的確な相談が成功の鍵です。見積もりはただ価格を比較するだけでなく、内容や背景まで読み解き、理想と現実のギャップを埋めていく作業です。ここでは、見積もりや相談を進めるうえで準備すべきことと、複数社とやり取りする際の注意点を紹介します。

準備しておくべき情報と図面資料

業者に相談する前に、できる限りの情報を整理しておくと、見積もりの精度が上がり、対応もスムーズになります。

準備すべき基本情報

  • 店舗の図面(なければ簡単な手描きでも可)
  • 希望の予算感と優先順位
  • 業種・業態、提供サービスの内容
  • イメージに近い参考写真や資料
  • 希望するオープン日や工事期間の希望

また、施工会社が効率的にプランを提案できるよう、現地調査のスケジュールや鍵の手配も早めに整えておくことが望ましいです。

複数見積もり取得と比較の際の注意点

見積もりは、1社だけでなく必ず複数社から取得(相見積もり)することをおすすめします。ただし、比較する際には金額だけに目を向けるのではなく、内容と対応力を総合的に判断することが大切です。

比較時のチェックポイント

  • 記載項目が具体的か(「一式」ではなく明細化されているか)
  • 使用される素材や工法の違いがあるか
  • 納期や施工体制、対応スピードの違い
  • 追加費用が発生しやすい項目の有無

また、相談の際には「この会社に任せたら安心できるか」という感覚も重要です。価格の安さだけで判断すると、仕上がりや工期、サポートに不安が残る可能性もあるため注意が必要です。

まとめ

店舗デザインの費用は、設計料・施工費・設備費など多岐にわたります。業種や物件の条件によっても相場は大きく異なるため、事前の情報整理と明確な見積もり比較が重要です。居抜きとスケルトンの違いや、コストを抑える工夫を理解し、設計段階から予算配分を意識することで、無駄なく理想の空間づくりが可能になります。信頼できる業者との相談と計画的な進行が、成功のカギを握ります。

費用は“コスト”ではなく“未来への投資”

店舗デザインにかかる費用は、設計料・施工費・設備費など多岐にわたりますが、これは単なる出費ではありません。空間は、利益を生み出す「戦略資産」です。

適切なデザインは顧客体験を向上させ、集客力や客単価、リピート率に直結します。つまり、費用=価値の投資であり、目に見えないブランド力や売上の基盤を築く要素となります。

業種や物件の条件によって相場は大きく異なるため、事前の情報整理と明確な見積もり比較が重要です。居抜きとスケルトンの違いや、コストを抑える工夫を理解し、設計段階から予算配分を意識することで、無駄なく理想の空間づくりが可能になります。信頼できる業者との相談と計画的な進行が、成功のカギを握ります。

“DESIGNで世界を変える。” OLLDESIGNが描く、グローバルで多様性に満ちた店舗の未来。

OLLDESIGN株式会社は、チェーン店舗専門の設計会社として、単なる「空間づくり」ではなく、「売れる仕組み」をデザインします。
国内外での設計依頼は年々増加し、今や日本から世界へと、そのクリエイティブは広がり続けています。
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ABOUT ME
大西 良典
OLLDESIGN株式会社代表・大西良典。設計士として30年以上の経験を持ち、チェーンストア理論を活用した「売れる店舗づくり」の専門家です。これまでに数多くの店舗設計・施工を手がけ、実践的なノウハウと豊富な実績を有します。お客様の課題解決に寄り添い、繁盛店づくりをサポートしています。